悩まない企画力の付け方
個人や組織で何かを作成するとき、企画で悩んでいる人は多いのではないかと思います。そこで私が最近本やネットの中から調べたもので、しっくりきたものをまとめていきたいと思います。
今回の内容の元となっている話です。秋元康さんが様々なヒット作を次々に出しているのは有名な話ですよね!
リサーチをすることに夢中になってはいけない
企画をしようとするとき、どうしても時間をかけてやってしまうのはリサーチ(市場分析)という過程だと思います。現在流行っているのは何か、売れているものは何か、ユーザーは何が好きなのか。
このようなことをアンケートなどの様々な方法で、市場を分析していくやり方がとても多いです。しかし、このリサーチはあくまで過去のデータであって未来のものではない。そして私たちは未来で通用するものを作ろうとしているのです。
この考え方にしっくりこない人は多いのではないでしょうか?そんなの当たり前だろ。というような声も聞こえてきそうです。しかし、実際にはこのやり方が多く蔓延しています。
例えば、アプリで言えばパズドラ。このアプリが流行った当初、パズドラに似たアプリはたくさん出回りました。しかし、ほとんどが日の目を見ることすらせず、パズドラという大きな存在に押しつぶされてしまったのです。
つまり過去のデータを使って、同じようなやり方で同じユーザーに向けても何も新しさを感じないユーザーは選択することすらしないのです。
では、どうすればヒットするもの考えることができるのでしょう?
記憶に届ける
ヒットするものを作る。そのキーワードはやはり新しいものであることだと思います。つまり、既存のものにはない新しい価値観をユーザーに届けるということです。
それはただ流行っているものの組み合わせなどというものではありません。いくら美味しい幕の内弁当を作ったとしても、それはほとんどの人の記憶に残ることはないということです。
新しい価値を届けるということは言い換えるなら、記憶に残るものを届けるということになるかもしれません。
日常にある特別を感じる
ではその記憶に届けるにはどうすれば良いのでしょうか?
1つは全てが整ったものではなく、特徴的であることです。例えば、たくさんの機能を備えた製品ではなく、使いやすさとデザインに特化したapple製品のようなものをイメージすると良いと思います。
スマートフォンが流行り始めた初期の頃、私がiphoneを手にした時はとても驚かされました。その洗練されたデザインと、直感的な使いやすさに私の価値観や記憶に深く突き刺さったのです。
以来、私はアップルファンでmac, ipad, iphone, ipod を毎日所持しています。笑
2つ目は日常で感じたふとした面白いことを自分の作っているものに活かせないか考えることです。日常で感じたことは普遍的であるため、多くの人に受け入れやすくヒットに繋がりやすいのです。
また、普段誰もが流してしまう日常に面白さを見つけることができれば、その考えは立派な新しい価値になりうることが多いのです。
日常をただの日常として捉えずアイディアのタネにする。これが多くの企画を産むための、タネとして蓄積されていくものになります。
企画に悩んでい人はまず、日常を流さず面白いもの見つけることから始めるといいと思います。そして、特徴あるものを作ることができればヒットする企画の1つになるのではないでしょうか?
ではまた!